「円珍・乃木まつり」のご紹介01

さて、9月7日(土)、8日(日)はいよいよ「円珍・乃木まつり」です。
今日は「円珍・乃木まつり」の中心である「採燈大護摩修行」についてご紹介したいと思います。


採燈大護摩供

「採燈大護摩修行」は2部に分かれています。
1部は外で行われる大護摩である「採燈大護摩供」、2部は大護摩供後の炭の上を渡る「火渡修行(火生三昧)」です。

「採燈大護摩供は」、屋外で行われる大護摩です。
屋内で行う護摩は火神がお不動さんの使者となりましたが、採燈護摩ではその役目が龍神に変わります。
その理由は採燈護摩のルーツが仏教ではなく、日本古来の山岳信仰に基づいているため。

山伏が山の中で護摩を焚く理由は、供養する龍神が海の彼方にいると考えていたためです。
海の彼方にいる龍神を供養するには、高い山の頂上で大きな火を焚かなければ龍神の目には届かない、と考えたわけです。
たとえば寺社で仏や神々に火を灯す台を「灯籠」といいますが、これは龍神に献上した灯であったので「灯籠」といいます。
いつしかこの灯は、龍神を通じて、他の神々に献上した灯となり、現在の形となりました。
このような山岳信仰と後にもたらされた仏教の護摩が融合し、山伏によって採燈護摩が行われるようになりました。

火渡修行(火生三昧)

また「火渡修行(火生三昧)」は、採燈大護摩供後の炭の上を歩き、不動明王の炎火によって、煩悩を断ちきり、1年間の無病息災を祈るもの。
金倉寺の「火渡修行」は例年600人以上の方が参拝されるほどの盛況です。


金倉寺の採燈大護摩修行は、9月8日(日)午後1時30分より行われます。
山伏の数はおよそ40名、1寺院の規模としてこれほどの採燈護摩は四国でもそうありません。
立ち昇る噴煙の中に「龍がいる!」とおっしゃる方もいらっしゃる程の迫力です。
また大護摩の後に行われる火生三昧という火渡り修行は、一般の方も参加できます。
日本古来の山岳信仰の世界をぜひご体験ください。