おかるてんさんについて

おかるてんさんは神さま?仏さま?

おかるてんさんこと訶利帝母さまは、別名鬼子母神さまといわれ、 その名より想像できる通り、一般的には神さまとされています。

しかし天台寺門宗では、訶利帝母さまの本来のお姿は聖観音さまとされ、 とりわけ子授、安産や子供の順調な成長などを見守るために、 訶利帝母さまのお姿で出現されているといわれています。そのため、訶利帝母さまは仏(菩薩)さまであるともいえます。

つまり、おかるてんさんは神さまでもあり、仏さまでもあるといえるでしょう。

おかるてんさんにお唱えするお経を教えてください。

一般的には『般若心経』や『観音経偈』で構いませんが、 金倉寺では毎朝『仏説鬼子母経』というお経を唱えています。

お経の内容については 『仏説鬼子母経』(PDF) をごらんください。

縁日子授祈願と子授特別祈願の違いを教えてください。

「縁日子授祈願」は、おかるてんさんのご縁日である毎月16日に祈願を行うもので、 受付はweb、電話(0877-62-0845)または金倉寺本堂にて随時お申し込みいただけます。 子授祈願を行う16日の祈願への参拝は任意ですので 遠方で参拝が叶わない方や、参拝の都合がつかない方でもお申し込みいただけます。その場合、御札や御守は祈願終了後、郵送いたします。

一方、「子授特別祈願」は、祈願主の希望する日時(要予約)に祈願を行うもので、 1組のみの祈願となります。原則として、祈願の際、ご夫婦での参拝もお願いしております。特定の日に子授祈願をしたい、祈願にはぜひ参拝したいという方は、 子授特別祈願を申込いただければと思います。

また、祈願の金額、授与品などにも違いがありますので、 詳しくは子授祈願をご覧ください。

安産祈願と安産腹帯の違いを教えてください。

「安産祈願」は、祈願主であるご夫婦やご家族の皆さまに参拝いただき、祈願を行います。 安産祈願は予約が必要で、原則祈願主さまにご参拝いただいておりますが、ご両親の代参でも可能です。 また、ご自身で準備されている マタニティウェアなどを持参いただきますと、併せて祈願をいたします。

一方、安産腹帯は、事前に安産祈願した腹帯と御守のセットであり、 こちらは随時本堂にて授与いたします。 遠方の方や安産祈願の都合がつきにくい方は、 こちらの安産腹帯をお求めいただければと思います。

また「安産祈願」と「安産腹帯」の金額、授与品などにも違いがありますので、 詳しくは安産祈願をご覧ください。

安産祈願は戌の日に行わなければいけませんか?

お腹の赤ちゃんにとって初めての行事、それが「帯祝い」です。お産の軽い犬にあやかって、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に行うのが良いとされ、その時に祈願した腹帯を巻き家族や親戚でお祝いします。腹帯はこの日までに準備しておけばいいので、戌の日に祈願しなければいけないわけではありません。ただ、一連の行事として戌の日の安産祈願が好まれているようです。

戌の日の祈願でも、妊娠4ヶ月~妊娠6ヶ月くらいで参拝される方が多いです。妊婦さまの体調やご家族の都合もございますので、都合のいい日にご参拝いただければと思います。

戌の日の安産祈願はどうして予約が必要なのでしょうか?

現在、金倉寺では戌の日は午前9時30分、午前11時と午後2時、午後3時30分の4回、安産祈願の時間としております。 安産祈願までに祈願札の準備をする都合上、 事前にご夫婦のお名前と生まれた年が必要となります。

また訶利帝堂が狭いため、祈願希望が5組を超えますと、 参拝者の方に何かと不都合な思いをさせることもあります。 そこで、祈願希望の方をあらかじめ把握することで、 少しでも午前、午後が偏りなく祈願できますよう、 事前に安産祈願のご予約をお願いしています。

安産祈願をご希望の方は、電話(0877-62-0845)か メールでご予約ください。

戌の日以外に安産祈願はできますか?

はい、戌の日以外でも安産祈願はできます。

ただ、常駐の僧侶がいるわけではありませんので、 かならず事前に電話(0877-62-0845)か メールにてご予約くださいますようお願いします。 また時間外(午前9時~午後5時以外)の祈願はお断りしています。 ご了承ください。

お宮まいりはできますか?

はい、できます。

金倉寺では「初まいり」と呼んでおりますが、祈願希望の方は5,000円にてお受けしております。詳しくは初まいりをご覧ください。

絵馬を持ち帰ることはできますか?

はい、できます。

実際、御守として自宅に持ち帰ったり、 ご家族や知人への贈り物にされる方も多いです。 また、お願いごとが叶った後、奉納される方もいらっしゃいます。

不動護摩について

不動護摩供に参拝することはできますか?

はい、できます。

縁日護摩供と正月初護摩供では、500円の添護摩以上を申し込んまれた方であれば、 本堂内護摩壇にて祈願後、お祓いをしています。 採燈大護摩供では、500円の御幣を買っていただいた方のみですが、 火生三昧と呼ばれる火渡修行が体験できます。 こちらは大変好評で、毎年400人ほどの方に参加いただいています。

祈願と供養について

祈願と供養にはどのような種類がありますか?

金倉寺で月例行事年中行事以外に行われる祈願と供養には、 子授祈願 安産祈願初まいり七五三水子供養、先祖供養、 厄除祈願、交通安全祈願などがあります。 詳しくは電話(0877-62-0845)かメールで お問い合わせください。

祈願や供養に予約は必要でしょうか?

予約をお願いしています。

金倉寺には常勤の僧侶が2名いますが、祈願や供養の他に急なお葬式や法事、 また他のお寺さまでの法要や式典への出席することもあるため、不在のこともございます。 また都合がつきましても準備が必要ですので、 祈願や供養を始めるまで30分ほどお待ちいただくことになります。

このような理由から、祈願や供養を希望される方は、事前に電話(0877-62-0845)か メールでご予約いただけますようお願いしています。

施餓鬼供養はできますか?

はい、できます。

ただし、金倉寺では年中行事としての施餓鬼供養がありませんので、法事扱いとなります。 費用は50,000円(御供、花代を含む)となります。

金倉寺について

お寺の名前「金倉寺」と地名(駅名)「金蔵寺」が違うのはなぜですか?

「金倉寺」という寺名はもともと金倉寺が建立された地域一帯の 「金倉郷(かなくらごう)」という郷名より名付けられました。 一方で現在のように漢字を明確に使い分けるようになったのは、明治期以降であり、 それ以前はお寺自身でも「金倉寺」と「金蔵寺」が併記されており、 使い分けはなされていませんでした。 これは金倉寺の古文書でさえ『金蔵寺文書』と題されていることからも分かります。

明治の後、寺名や地名を正確に定める必要が生じて、 お寺は寺名の由来となった「金倉」の文字を、 地元の人々は馴染みのあった「金蔵」の文字をあてたのではないでしょうか。

乃木将軍が住まれた客殿を見ることはできますか?

現在、客殿の一般公開は行っておりません。

金倉寺は真言宗のお寺ですか?

いいえ、天台寺門宗のお寺です。

金倉寺は四国霊場のお寺ですので、よく勘違いされる方がいらっしゃいますが、 滋賀県大津の三井寺(園城寺) を本山とする天台寺門宗の寺院です。 四国霊場では金倉寺以外にも43番明石寺(天台寺門宗)、82番根香寺(天台宗)、 87番長尾寺(天台宗)が天台系寺院となります。

仏さまについて

智証大師さまと役行者さまの御法号を教えてください。

智証大師さまは「南無大師智慧金剛(なむだいしちえこんごう)」、 役行者さまは「南無神変大菩薩(なむじんべんだいぼさつ)」といいます。

その他

金倉寺で僧侶になることはできますか?

はい、できます。

金倉寺は滋賀県大津の三井寺(園城寺) を本山とする天台寺門宗の寺院です。 そのため、金倉寺では天台寺門宗の僧侶になることができます。 もちろん、志望動機や人物を判断する必要がありますので、 もし「僧侶になりたい」という志をお持ちの方は、まずはお電話(0877-62-0845)ください。

金倉寺で坐禅はできますか?

毎月10日午前10時~と毎月25日午後7時~の月2回、坐禅会をおこなっています。 参加料は500円で、予約などはいりませんので、 時間までに会場(金倉寺お茶堂)まで直接お越しください。 初心者、経験者問いません。

詳しくは、金倉寺坐禅会をご覧ください 。