鬼子母神の寺

カーナビにこのように表示されるお寺がありました。
もちろん「金倉寺」と言いたいところですが、どうやら違うようです。。。
どちらのお寺でしょうか。

それは岡山市にある松寿寺さんです。

松寿寺_山門

松寿寺さんの縁起は次の通りです。

当寺は興国2年(1341)に、南朝方の武将多田頼貞の霊を弔うため、その嫡子能勢太郎頼伸の発願により創建された法華宗の寺院で、大覚僧正を開祖とする。
現在の本堂は、文政3年(1820)の建立であるが、この本堂の前にえんじゅの巨木がある。えんじゅは中国原産のマメ科の落葉樹で初夏に黄白色の蝶形花をつけ、縁起木として古来から栽培されていた。当寺のえんじゅは高さ8メートル、目通り周囲6メートル、樹齢500年と推定され、まれに見る老木である。
幹が2つに分かれ、空洞を生じているが、寺伝によれば延享元年(1744)、この空洞から光明を放って鬼子母神像が出現したのでその像をまつって堂を建てたという。深夜この空洞をくぐると子供に恵まれ、また安産すると信じられ、寺の名木になっている。
昭和40年7月に岡山市の重要文化財(天然記念物)に指定された。

そのえんじゅがこちらです。

松寿寺えんじゅ

松寿寺えんじゅ

これはくぐることができるのでしょうか。。。

そしてこちらが「鬼子母善神堂」です。

松寿寺善神堂

祈願もしていただけるようですが、あいにく法要中だったみたいでお寺の方に会うことはできませんでした。

それにしても、鬼子母神さまは瀬戸内近辺によく出現されていたみたいですね。

哲済