天台寺門宗 立宗1150年慶讃法要

昨日5月29日は滋賀県大津市の三井寺(園城寺)に行ってきました。
金倉寺が所属する天台寺門宗の総本山です。


三井寺金堂

天台寺門宗は智証大師さまを祖師とし、天台宗の中でも密教、修験色の強い宗派です。
その智証大師さまの業績が広く認められ、国家からその教えが正式に認められたのが貞観8年(866)5月29日のことでした。
この日を天台寺門宗として宗派の礎が築かれた日とし、「天台寺門宗 立宗1150年慶讃法要」として庭儀曼荼羅供が厳修されました。

この記念すべき日に私も式衆の1人として出仕させていただきました。
智証大師さまの教えが1150年もの間、多くの僧侶によって守り伝えられてきたんですね。
改めて智証大師さまについて、多くの方に知っていただけるよう、微力ながらも尽くしていきたいと感じました。



これを記念して、智証大師さまの教えを国家が認めたという証明書である「国宝 太政官給公験牒(だじょうかんくげんをきゅうすちょう)先本・後本 二巻」が三井寺文化財収蔵庫にて特別公開されています。
期間は5月26日から6月12日までですので、三井寺に参拝される際はぜひお立寄りください。