「坐禅会」のご報告

今日は午前10時より坐禅会でした。
私を含め7名、うち4名の方が初めてのご参加でした。
 

今日は境内で「施茶(お茶のお接待)」をおこなっていましたので、座談会では「お茶」をテーマに話をしました。

「なぜお茶を飲むとき一"服"というのでしょうか?」

皆さん「分からない」、「考えたことがなかった」といった感じでしたが、ひとつ面白い意見がでました。
「"服"というのは"縛られる"というか"動きがとれない"という感じがする」
服を着ることで自由が奪われるということからでしょうか、"服"には"従う"や"逆らわずに受け入れる"という意味があります。
たとえば、"服従"や"服役"といった言葉がそうですよね。
さらに、もう1つ"心から慕う"という意味もあります。
"感服"や"敬服"、"喪に服す"もこちらに入るかも知れませんね。

とくに茶道の世界では、客人をもてなすため、茶室をしつらえ、最高の一杯をお出しします。
客人はその一杯に心を傾け全身で受け入れ、そのもてなしを心から慕うこと。
これが本当の"一服"なのではないでしょうか?

私の勝手な推論ですが(^o^)
ぜひ、ご存じの方、いらっしゃいましたらご教授くださいませm(_ _)m

お茶ついでですが、日本の文化や禅の思想を海外に紹介した名著『茶の本』の著者岡倉天心師。
師の生誕150年、没後100年を記念した「空前絶後の岡倉天心展」が福井県立美術館で開催されているようです。
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/heartofheaven/
この機会にぜひ岡倉天心師が愛した世界に触れてみてはいかがでしょうか?