お団子会(坐禅会)のご報告

昨日は夜7時より定例の坐禅会でした。
今回は私を含め6名の参加と、普段より少ない坐禅会となりましたが、初めての参加者が3名いらっしゃいました。


モリエさんの玄米団子

昨日の坐禅会は「お団子会」と題して、坐禅会後の座談会は、お団子を食べながらの談話会となりました。
あいにくの天気でお月さまは見えませんでしたが、夜の境内を眺めながらの座談会に会話も弾み、これからの坐禅会の方向について、たくさんのご意見をいただくことができました。

さて、今日でお彼岸は終わりますが、お彼岸の期間中の過ごし方をご存じでしょうか。
中日である秋分(春分)の日は先祖供養の法事がおこなわれますが、それ以外の前後3日は「六波羅蜜(ろくはらみつ)」とよばれる仏道修行をおこなう、とされています。
この六波羅蜜は、次の6つの修行のことをいいます。

1.布施波羅密…施しをする
2.持戒波羅密…戒めをまもる
3.忍辱波羅密…欲などを耐え忍ぶ
4.精進波羅密…努力する
5.禅定波羅密…集中し心を静める
6.般若波羅密…真の智慧を身につける

この六波羅蜜を順に従い修めるのですが、彼岸6日目(六波羅蜜5日目)の昨日は、禅定波羅密、これはつまり、坐禅による修行のことです。
たまたまとはいえ、この日に坐禅会を迎えることができたのも何かのご縁でしょうか。

そして、今日は「彼岸明け」。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったもので、全国的に涼しくなりましたね。
秋の涼風の中「真の智慧」について、心を傾けるにはいい日かも知れませんね。