今日の訶利帝母尊御縁日

本日16日は訶利帝母尊御縁日、10時~14時まで訶利帝堂を開けて皆さまにご参拝いただきました。
今日は祝日ということもあってか、60名を超える参拝の方が見えて大盛況でした。


子授や安産を願う方、子供を授かった、無事に生まれたというご報告、またお子さま連れでお参りくださる方など、今回も皆さま思い思いに参拝いただきました。
1組1組の参拝が印象深かったのですが、その中でも特筆すべき2組の参拝者がいらっしゃいました。

1組目は、子供を授かったとご報告に来てくださったご主人。
このご夫婦が、金倉寺で子授特別祈願をされたのが2年前の正月のことでした。
しばらくは訶利帝母さまの御縁日に参拝してくださったのですが、そのうち姿を見なくなり私たちも「どうしているのかな」と気になっていました。
あるとき、絵馬の整理をしているとたまたまご夫婦の名前を発見し、参拝してくださっていることを嬉しくも思いましたが、いまだ願い事が「子授」であることに複雑な思いでした。
「また縁日に参拝してくださり話でもできないものかな~」なんて思っていたところ、今日のご主人の訪問でした。

今日は奥さまの体調が優れないというこで、ご主人のみが報告を兼ねての参拝ということでした。
ご主人の話では、あれからも時々参拝に来られてたというこで、とくに辛いときには笑顔をもらって帰ってました、とありがたいお言葉。
毎日お腹の子が成長をしてくれることが本当に奇跡で、お護りいただいて本当に感謝しています、ともおっしゃってくださいました。
2年以上大変なご苦労をされたでしょうに、それでも訶利帝母さまをお参り続けてくださったご夫婦の姿を想像すると、本当に頭がさがる思いです。

おかるてんさん絵馬

今日はご主人が奥さまの安産を願い、また新しい絵馬を奉納してくださいました。
たまたま9ヶ月の赤ちゃんがお参りに来ていたのですが、その赤ちゃんをあやそうとするご主人の顔は本当に素敵なものでした。

もう1組は出産のご報告に来てくださったご両親です。
こちらのご両親は、娘夫婦のために子授けを願い、安産祈願を経て、本日の出産ご報告でした。
娘夫婦の出産予定日は先月8月16日で、「訶利帝母さまの御縁日ですね」なんて話をしていたのですが、実際に出産されたのも8月16日。
また、出産された時間がちょうどいつも参拝される昼前ということで、本当に訶利帝母さまとご縁があったんですね~、と喜び合いました。

なんとも、この1週間、訶利帝母さまを巡る不思議なご縁に、ただただ驚くばかりです。