馬節句

今日は旧暦8月1日、八朔の日。
地元では「馬節句の日」として、男の子の健やかな成長を願い、御殿飾りや張り子の虎とともにだんご馬を飾る日でもあります。
今日は日頃からお世話になっているお家で、馬節句の飾りをするというので寄せていただきました。


馬節句

これが馬節句の飾りです。
左側にある「御殿飾り」はお侍さんが飾られています。
神功皇后に始まり、義経と弁慶、金太郎さん、豊臣秀吉と七本槍などが飾られてもので、
雛飾りと違い、動きのある勇壮な姿です。

またこの「馬節句」の由来である馬団子。
これは米粉と餅子を練り合わせ、馬型に肉付けしていきます。
昔はどの家庭にもこの馬型が2つ,3つあったとか。
また馬だけでなく、鯛や鶴、亀なども団子で作られています。

またこれほどの立派な馬ですが、その日のうちに解体し、訪れたお客さんに配られていきます。
ただし、このお餅を食べた人は【やいと】をされるそうで、何故?と尋ねると次のような回答をいただきました。

この時期のお餅は今以上にカビが生えたり、衛生的に良くなかったため、【やいと】、つまり【お灸】をして身体を温めて、食中毒にならないようにした、ということです。
【お仕置き】ということではないですね(^^;)

ちなみにこの【やいと】は年の数だけされるそうで、やっぱり我々にはお仕置きとなりそうです(>_<)