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だんごも人気!商店街のお米屋さん

「だんごも人気!商店街のお米屋さん」

八百屋に魚屋、履物屋。いろんな小売店が表情豊かに軒を並べる地域の商店街。スーパーや量販店が主流となるにつれて空き店舗も増え、足を運ぶ人も随分と少なくなりました。

そんな中、先代から受け継いだ店をご夫婦で守り続けているお店があります。

JR善通寺駅から徒歩10分ほどのところにある、中通り商店街。その一角に暖簾を掲げる「モリエ米店」は、創業60年以上の老舗です。
ひと昔前はいくつもあったというお米屋さん、この通りではもうここだけになりました。

うん、この店内の雰囲気…昔ながらの商店街って感じで好きかも。

給食用として地域の保育所などに配達する県産米をはじめ、厳選した各地のお米を常時5、6種類ほど取り扱い。一般家庭への配達も行っていて、年配のお客さんのほとんどが先代からの常連さんです。
「2kgずつ持って行って、世間話をして帰ってくるんです。顔を見て話すのも楽しいし、安心してお願いできると言ってくれるのが嬉しいですね」と、店主の森江一彰さん。お客さんと直接交流できるのが小売店の良さでしょ!と、人懐っこい笑顔を見せます。

といっても今はネット時代。ホームページでの販売にも力を入れていて、全国からの注文も増えています。
主力となっているのは、近年の健康ブームでじわじわと人気が再熱している玄米。そもそも森江さんご自身が玄米の愛用者で、今では白米より美味しいと感じるそうです。

昔懐かしいポン菓子ももちろん玄米で作ります。関東のホテルや飲食店、果ては新潟から玄米ポン菓子10升(!)なんて注文も。ポン菓子を食べやすくせんべいにしたその名も玄米ポンせんべいもあり、善通寺市の特産・ダイシモチ麦を使ったご当地バージョン、ペット専用バージョンも考案しました。
アレルギーに悩む人が身近にいたことで、自然と食を意識するようになったという森江さん。「体に優しく美味しい玄米があることをみんなに伝えたい」。そこには、地域の人たちの健康を守りたいという思いが込められています。



さて、こちらに訪れたならぜひ味わってほしいのが、玄米をついて作る玄米だんごです。
名古屋で手作りされただんごを冷凍で直送してもらっていますが、タレは森江さんとこの自家製。注文後に直火で焼いてくれるので、香ばしい香りがたまりません!




だんごは醤油、きなこ、みたらしなど種類によって1串100~140円。玄米の風味が感じられる素朴な食感が魅力で、老若男女に大人気です。
あまりの人気ぶりに、だんご型の大きな看板を手作りしちゃったそうです。よくだんご屋さんと間違われるそうですが(笑)

学校帰り、小腹を空かせた子どもたちが駄菓子屋感覚で立ち寄る姿は、モリエ米店では日常の風景。その場でだんごを頬張る子どもたち、それをにこにこしながら見守る森江さんご夫妻。
あぁ、商店街っていいな。



最後に、お米屋さんならではのイベントをご紹介。1月15日(日)午後1時30分より、モリエ米店主催「お味噌作り講座」を金倉寺にて開催します。
たとえばお味噌汁の味って、各家庭で違いますよね。だから、お味噌は子どもたちに伝えていきたい“我が家の味”だと思うんです。手作り味噌で料理の幅もきっと広がりますよ。
詳しくはモリエ米店さんにお問い合わせくださいね。

モリエ米店 http://shop.moriekometen.com/
OPEN 9:00~18:00
CLOSE 日曜、祝日
〒765-0011 香川県善通寺市上吉田町3-2-20
Tel. 0877-62-0468

森江さんの記事はこちら!
地域を支えるヒーローたち vol.14 モリエ米店 店主 森江一彰さん


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