背守り(せまもり)

せまもり その昔、霊魂は背中に宿っており、背中には目がなく無防備なため、着物の背の縫い目によって身を守っていると信じられていました。しかし大人の着物と違って、子どもの着物には目がないことから背後から魔が忍び込むかもしれない。そう危惧した母たちは魔除けとして背に縫い目をつける「背守り」をはじめました。

着物の背に沿うようにまず縦に9針、そして男児なら左に3針、女児なら右に3針。これが背守りの基本形。糸の端は、長く垂らしておきます。それはうっかり井戸や池に落ち込んだときに、守り神が引き上げやすくするため。一方悪い鬼に捕まるのを防ぐために、糸を玉結びせず、するりと抜けるようにしました。

そこから、背の家紋をつける位置にさまざまな文様をつけるように。力強くのびる麻の葉や、寒さに耐えて咲く梅の花、厄除けになる籠目模様など。我が子への母の想いを、ひと針ごとに祈りを込めて縫いつけられているのです。

背守りワークショップ

金倉寺では月に1度背守りのワークショップを開催しています。今後の背守りワークショップの予定は以下の通りとなります。

受付 金倉寺(0877-62-0845)までご予約ください
参加費 安産祈願を受けた方は無料(背守り糸を持参ください)
※祈願を受けてない方は1,000円(背守り糸代として)
開催日 6月22日(水)
7月20日(水)
8月17日(水)
9月21日(水)
11月16日(水)
12月21日(水)
時間 午後1時30分〜
場所 金倉寺お茶堂[山門入って右(東)の建物]


背守りのやり方

背守り準備編

準備編では着物に糸で図柄を描くために必要な必要な道具と返し縫いの基本を説明しています。

背守り実践編

実践編ではトンボを縫っていきます。トンボは「前に進んで後退しない」ことから勝ち虫として縁起がいいと言われます。ここでは主に縫い進め方や、またトンボの目を表現する時に用いる結びの説明を行います。