人物

地域を支えるヒーローたち vol.7

日本一愛される精麦メーカーに!社員を愛する社長の素顔 
株式会社高畑精麦 代表取締役社長 高畑光宏さん


 7月に決行した大人の工場見学で丁寧に案内してくださった高畑さんは、穏やかな物腰と優しそうな笑顔が印象的。休日はテニスやゴルフ、ジム通いを楽しむなどとってもアクティブで、旅行もお好きだそうです。「仕事柄、月の半分は県外に行ってるんですけどね~」と苦笑しながら、ほんとはもっと家庭サービスがしたいのだと、家族思いな一面も見せてくれました。
 そんな高畑さん、28歳までは東京で食用油の会社に勤めていました。ちなみに当時は弟さんも別の仕事をしていたそうです。高畑精麦は明治21年、食料問屋として曾祖父から始まった家業。代々受け継がれてきただけに、「兄弟のどちらかは(地元に)戻らないと…」という思いがあったと言います。30歳前後って、仕事がおもしろくなってくる時期。きっとさまざまな葛藤があったのだろうなと想像します。現在は弟さんも地元に戻り、同社の農業部門を担当。ブラザーズで高畑精麦を支えています。
 自ら選んだ道ではなかったかもしれない(いや、Uターンを決意した時点で選んだ?)。でも今は、「日本で一番信頼され、愛される精麦メーカーにしたい」というゆるぎない思いを持っていらっしゃいます。
 そうそう。やりがいを感じるのはどんな時ですか?という質問に、「社員の皆さんの笑顔が見られた時、お客様からお褒めの言葉をいただいた時、設定した目標が達成した時」と
答えてくれたんです。一番に“社員の笑顔”が出るなんて。工場見学で皆さんが笑顔で迎えてくれたことに、妙に納得したのでした。

高畑光宏さんの記事はこちら!
第十二回「善通寺市から全国へ!麦の工場を見学」