四国霊場開創1200年記念バッジ

昨年末から四国霊場開創1200年事業が始まって早8ヶ月が過ぎようとしています。
本当にいまさらですが、開創1200年記念バッジを制作いたしました。

ざくろバッジ

金倉寺の記念バッジは、ずばり「ざくろ」です。
もちろん訶利帝母さまゆかりで、中央の梵字も訶利帝母さまの種字である「ロ」。
「なぜ本尊やお大師さまの種字ではないのか?」と聞かれそうですが、実は、金倉寺訶利帝堂にはお遍路さんと深い因縁があるのです。

金倉寺を代表するお遍路さんといえば中務茂平衞(なかつかさもへい)さん。
明治~大正期をお遍路さんとして生き、その足で巡った四国霊場巡拝は279度。
生涯を四国霊場で過ごしたといわれるほどの大先達です。
四国霊場の道々には、茂平衞さんの来訪をいまかいまかと待ちわびるほど、多くの信者さんがいらっしゃいました。
そんな信者さんから預かった悩みごとを託すところ、それが茂平衞さんの師僧寺である金倉寺でした。
当寺の住職、松田俊順(まつだしゅんじゅん)は訶利帝母尊祈念の大行者といわれる方で、茂平衞さんが預かった数々の悩み事も、訶利帝母さまに託されました。

そのようなご縁があり、このたびの四国霊場開創1200年記念のバッジを作ることとなりました。
皆さまの道中の安全をご祈念しています。

お買い求めは金倉寺売店、または納経所で(笑)