【塗香】口伝大師香と柘榴香

「塗香(ずこう)」というものをご存じでしょうか?
「塗(ぬ)る香」という字の通り、体に塗りつけて使用するお香です。

寺院では仏事を行うとき、身を清めるために使用します。
金倉寺でも祈願の際、参拝者の皆さまに塗香の作法をしていただいています。
また昔は貴族などが身だしなみとしてつける、現在の香水のようなものでもありました。

一般には馴染みの薄い塗香ですが、この度、新しい塗香が完成しましたのでご紹介したいと思います。



「口伝大師香」と「柘榴香」です。

口伝大師香は、弘法大師さまがお使いになられていた塗香を口伝の配合表をもとに復元された塗香です。
弘法大師さまの御心と共に、四国霊場巡礼に携帯いただければと思います。

柘榴香は、柘榴のイメージを元に、さわやかな甘みと酸味のある香りを表現した塗香です。
その香りは優しく寄り添う訶利帝母さまを彷彿とさせることでしょう。

口伝大師香は3g入りで1,000円、柘榴香は5g入りで800円になります。
どちらも金倉寺売店にて販売しています。
参拝が叶わない方は、開発元である岩佐佛喜堂のオンラインショップ「流川香」でもお求めいただけます。

金倉寺参拝の際には、ぜひその香りをお試しいただければと思います。