人物

地域を支えるヒーローたち vol.19

夫婦二人三脚で故郷の味を守り続ける
下吉田ぜいたく堂本舗 亀山昌徳さん・厚子さん

 創業100余年、老舗菓子店「下吉田ぜいたく堂本舗」を切り盛りする亀山昌徳さんと厚子さんご夫妻。厚子さんが嫁いだのは昌徳さんが先代から跡を継ぐ少し前ということなので、もう60年も一緒にいらっしゃいます。
 「嫁に来てからこの人より早く起きたことがない」という厚子さん。いやいや、決して奥様が尻に敷いているわけではありません。こちらの名物で1日限定12本のジャンボカステラを焼くために、昌徳さんは毎朝4時に起床しているんです。「朝はきっちり起きるんですよ。仕事も食事も寝る時間も、毎日きちっと決まってるんです」と、60年続く夫の規則正しい生活ぶりを教えてくれました。もしかしてご主人はA型?なんて何気なく聞いてみると、昌徳さんがB型で厚子さんがA型だと意外な答え。AとBは合わないってよく耳にするけれど、「ケンカばっかりよ~」と笑う厚子さんの柔らかな表情を見ると、とっても幸せそうです。
 ここで王道の質問、夫婦円満の秘訣!定休日にはそれぞれが好きな時間を過ごすこと。でも昔はよく一緒に旅行されたそうで、北海道から沖縄まで、ツアーなどを利用してさまざまな観光地を訪れたと言います。
 昨年、8人目のひ孫が生まれたのだと嬉しそうに話してくれたお二人。「(この仕事を)つらいと思ったことは一度もない。お客さんもそうやし、孫やひ孫もカステラを喜んで食べてくれる。それが一番嬉しい」。そう言って目を細める昌徳さんに、笑顔でうなずく厚子さん。お二人の仲の良さに、こちらもほんわかした気持ちになりました。
 ご夫婦で支え合いながら故郷の味を守り続けている同店。現在は後継者となる息子さんが修行中なので、このカステラの味はずっと受け継がれていきます。

亀山昌徳さん・厚子さんの記事はこちら!
「元気がもらえるメガ級カステラ」