石土入峰修行

受付 2017年6月1日(木)~6月30日(金)まで随時
本堂、郵便、電話などで随時
募集人員 30名(定員になり次第終了)
費用 6,000円(現地集合 2,500円)
※懇親会参加の方は+4,000円
実施日 2017年7月6日(木)
時間 午前7時から午後7持ころ
行程 瓶ヶ森コース(参考)
 07:30 金倉寺発
 10:30 男山登山口着
 12:20 瓶ヶ森
 13:40 男山登山口
 15:15 入浴(武丈の湯)
 17:30 金倉寺着
 18:00 懇親会
服装 遍路(白)装束
持ち物 輪袈裟・念珠・錫杖(無くても可)・杖・雨具・飲料
※経本及び昼のお弁当は、金倉寺で用意いたします
備考 参加費用はお申し込み時にお支払いください。 遠方などにより申し込み時にお支払いができない場合も、 6月30日までにお支払いをお願いします。 やむをえず欠席される場合には半額の払い戻しとなります。

石土入峰修行の様子四国の地で修験道の聖地と言えば愛媛県の「石土山」です。 現在では石鎚山として親しまれてるこの霊山は、 大峯山とともに日本七霊山の一つに数えられ、 7月1日~10日の山開きには毎年多くの信仰者の方々が参拝に訪れています。

金倉寺では毎年7月6日に石土山への入峰修行を行います。 修験者はもちろんのこと、毎年在家信者の方や檀家の皆さまにも参加いただいています。 もちろんこれまで参加されたことのない初めての方のご参加もお待ちしております。 ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

神変大菩薩さまと修験道

古来より、わが国では、神々が籠もる場所として、 山は神聖視され、崇拝されてきました。 もともと氏族を中心に集落を構成してきた古代社会では、 先祖の霊は年月を経て神になると考えられていました。 そのため、山は死者の霊も帰る場所であり、 生ある人が山に足を踏み入れるという行為は禁忌でありました。

一方で、神々が籠もる山を修行の場と捉え、 身心の鍛錬を行う人々も現れてきました。 山林修行者と呼ばれるこれらの人々の中に、天台宗開祖の伝教大師さま、 また真言宗開祖の弘法大師さまも含まれます。

伝教大師さまの後、天台宗では、智証大師さまを中心に 園城寺を拠点においたグループによって、 本山派と呼ばれる山林修行者の集団を形成していきます。 一方、真言宗では、 理源大師さまを中心に醍醐寺を拠点においたグループにより、 当山派と呼ばれる山林修行者の集団を形成していきます。

後にこれらの山林修行者に開祖と仰がれる宗教者、 それが神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)さまです。 神変大菩薩さまの生涯は謎に包まれていますが、わが国の正史 『続日本紀』には次のように紹介されています。

はじめ小角(おづぬ ※神変大菩薩さま)は葛木山に住み、 呪術をよく使うので有名であった。 外従五位下の韓国連広足(からくにのむらじひろたり)の師匠であった。 のちに小角の能力が悪いことに使われ、人々を惑わすものであると讒言されたので、 遠流の罪に処せられた。

世間のうわさでは、小角は鬼神を思うままに使役して、 水を汲んだり薪を採らせたりし、若し命じたことに従わないと、 呪術で縛って動けないようにした、といわれる。

韓国連広足とは、当時唯一の国立病院であった典薬寮(てんやくりょう)において、 呪術によって病気の邪気を祓う呪禁師(じゅごんし)であり、 後には典薬寮の長官を勤めるほどの人物です。 その師であった神変大菩薩さまの力とは相当なものであったのでしょう。

遠流の罪にあった神変大菩薩さまは、その島より毎晩富士山へ登り、 修行を続けられたともいわれています。 こういった伝承を各地に残した神変大菩薩さまは、山林修行者たちの祖として、 現在もなお、寺社のお堂や山中の祠にお祀りされ、信仰されています。